PTSDの原因と症状

PTSDとは心的外傷後ストレス障害のことで、幼児虐待、自然災害、交通事故、レイプ被害などの体験の後に、何ケ月、或いは何年も精神的に苦しみ、身体にも症状が出て苦しむことがあります。 最近はPTSDの研究が進んできて脳の海馬との関係が分かってきました。

海馬とPTSDの関係

もともと海馬の容積の小さい人が、生命を脅かすような事件、事故、災害に遭遇するとPTSDになるようです。 もっとも全てにおいてそうとは限りません。 しかし、薬物療法や心理療法などのPTSDの治療法によって改善しています。

トラウマの解消

例えば、虐待被害者は多重トラウマ体験を解離能力の高い幼児期に受けていることが多いため、ストレス障害の中では解離症状、人格障害、対人関係などの障害が強くみられやすく、性同一性障害を合併しやすくなります。 従って、主症状が発症する成人期のストレス障害とは治療面でもかなり違っています。 そのため、このような患者には信頼に基づく治療関係を作るだけで数年を費やすことも少なくありません。 しかし、どのような精神障害の場合でも、患者の自殺防止や破壊的行為の防止は最優先課題となっています。

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症状を軽減する

特に入院して行うPTSDの治療法では、このような危険性の高い患者の比率が高いため、患者の安定化と合併症治療、生活基盤の確保などがストレス障害の症状軽減より優先されます。 また、慢性重症の場合は、医療及び援助サービスに頼りすぎる傾向がありますが、ストレス障害の症状軽減よりも自立に向けたリハビリが重要になってきます。 つまり、ストレス障害は重症度、慢性度、合併症が治療効果に関係するのです。

現在の状態を把握する

時には治療目標そのものを規定します。 そのため、現在進行中の虐待や暴力、或いはその可能性がある場合は、それ以上の被害の予防に努めなければなりません。 しかし、どのようにPTSDの治療法を行っても、患者さんにはストレス障害の基本的な教育が必要です。

患者本人に説明

具体的には、心的外傷を受けた人にはよく見られる疾患であり、その人の失敗を意味するものではない、また、恥じる必要はないということを繰り返して教えることです。 また治療契約、限界設定なども重要になります。 自傷他害行為や破壊的行為の禁止、緊急時の連絡など必要に応じて繰り返して下さい。 その上で、治療の目標、PTSDの治療法、予定、ドロップアウトの可能性、治療関係などについて相談しておくことが必要です。